これといって特別なことのない

これといって特別なことのない月曜日。

仕事は問題なくこなし、帰宅してからは日本シリーズの第7戦目を観戦。
敗れはしたが、谷繁捕手の強気なリードに感服する。
打たれたボールも、打たれていないボールも、すべてに責任を負う。
それが「プロ」ということだし、「一人前」の人間ということだ。
そう。「言い訳」を考えながら物事を行うのは二流だということだ。

新潟県中部地震はまだ収束を迎えてはいないようだ。
孤立した地域の皆さんの恐怖はいかほどであろうか。

「時間と他者」ということに思いをはせる。

「時間」のない思想に「他者」は存在しない。
なぜなら、「時間」のない世界とは、すべてを一望のもとに把握できる世界だからだ。
「私はすべてを知る」という人間にとって、「他者」は存在しない。
「私はすべてに絶望した」と語る人間にも、「他者」は存在しない。
そうした人たちは、ことごとく「時間」の存在を知らない。いや、知らないというよりも、意図的にそれを排除している、というべきだろうか。ともかく、それらは「時間」の存在しない世界の思考だということだ。

僕らは「時間」の流れの中で、呼吸し、交わり、生きる存在なのだ。