久々のフルオフ
久々のパーフェクトな休日。
ふとんをほし、ギターを弾き、DVDを観る。
夜、某サイトの採集審査原稿を制作する。
これが通れば、晴れて物書きデビュー(?)である。(←また、ちゃんと決まったらここでもアナウンスしますね)
読書。『昭和歌謡大全集』(村上龍)。
話題となっている『半島を出よ』(村上龍)は、実はこの本の続編という位置づけである。『半島を出よ』に比べると、時代考証や設定はぐじゃぐじゃなのだけれど、奇妙なリアリティ(現実感)を持つ小説である。
大きなテーマは「生き残るということ」、あるいは「生きていない、とはどういうことか」といったあたりだろうか。こんな問いに答えは出ない。出ないからこそ文学がある。
しかし、少なくとも「生き残る」ということが大切なテーマであることはよくわかる。生き物とは、結局のところ、生き残ることをめざしながら、死んでいく存在だからだ。
次の世代に種を残せばOK、というほど、人の業は浅くはない。死は恐ろしく、親しい人の死はもっと恐ろしく、親しい人を残して死ぬことは悲しい。
そして、このような思索にふける時間を持つ自分の恵まれた環境と不幸。
ってなことを考えるときにみた映画が「誰も知らない」。
・・・ああ・・・(涙)。