連休の格闘技観戦生活
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200509/25/index.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/live/200509/23/index.html
連休、ほんとうにうだうだと過ごしてしまいました。
23日はK1の開幕戦、25日はPRIDE武士道(スカパー!のPPV)観戦があったため、かなりべったりと観戦生活でした。
う〜ん、連続で見てしまうと、PRIDEのレベルの高さというか、志の高さが際だつなあ、というのが現在の心境。
特に、テレビ放送時は顕著にそのことがあらわれていたと思います。K1の23日夜の放送は、チェ・ホンマン対ボブ・サップがメインイベントに組まれていました。
格闘技に詳しくない人のために説明しておきますと、この2人、すぐれたアスリート(であった、ともいうけど)であることは確かですが、キックボクシングはまったくの素人です。
つまり、身長2メートル越えの化け物じみた体格の2人がリングにあがることを見る以外、この試合に見所はないわけです。
実際、試合がはじまって数分で、2人は肩で息をはじめてしまいました。こんなの、アマチュアの試合でもめったにありません。ひどい。どうしてこんなものをテレビで見せられなきゃいけないんでしょう?
一方、PRIDE武士道は、「その道のプロ」ばかりが出場、かなり熱い戦いを繰り広げてくれました。地上波放送は火曜日くらいだったと思いますが、スポーツに興味がある人なら、誰が見たっておもしろい、そして美しい大会だと思います!
そう。要するに、格闘技だって、スポーツの一種なわけですよ。ちょっと血の気が多いけど、別に殺し合っているわけじゃないしね。
もっと広げるなら、エンターテイメントでもある。そして、そういう観点から見た場合、K1の商業主義と、PRIDEの商業主義は似て非なるものだと僕は思っています。
よく、「反商業主義」みたいなことを掲げる人がいるけど、それはナンセンスだと僕は思う。ビジネスだから、金儲けだから、そのままイコール「不純」ということにはならない。むしろ、スポーツを食い物にするビジネスと、そうではないビジネスがある、ということじゃないか。
事情は芸術でも一緒。お金にまみれた音楽が腐る一方で、お金を動かせない芸術は人に聴いてもらうことさえできない。
う〜ん。そういう、本物のアート、本物のスポーツを育てるビジネス、やってみたいなあ。