すばらしい演技

朝、5:00に起きてテレビをつける。

もちろん、女子フィギュアのフリースタイルを見るためだ。

仕事だとからっきしだが、こういうとき、僕はめっぽう朝に強い。

安藤は案の定、凡ミスの連発。まったく別のことを考えながら滑っているような感じ。

気持ちはよくわかる。自分が18歳の頃に思いをはせてみれば、彼女の置かれている状況に耐えうる神経を持てというほうが無理な相談だろう。文字通り地に足着かない演技(結果は15位。たいしたもんだと思う)。

村主登場。実は個人的に一番応援していた。何というか、この人の演技は一番アーティスティックだと思う。競技の中味、特に採点法については、本職の選手たちが慣れるのに時間がかかったということだから、素人の我々にはあまり見当がつかないが、少なくとも彼女のアーティストとしての表現力は、おそらくあまり大きな採点対象とはないっていないんだな、ということは2日前のSPを見ていても感じたことだ。

ただ、この日の村主の出来は、決して万全ではなかったと思う。技術的なこともそうだったようだが、それよりもむしろ、僕が強く感じたのはリズム。本来、もっとビシッと乗れる人のはずなんだけど・・・。

まあ、ともあれ、この日は荒川さんにつきる。本当にすばらしい演技だった。文句のつけようがありません。コーエン、スルツカヤともに転倒したのも、ツキではなく、荒川の存在感がもたらすプレッシャーという要素が大きかったのではないかと思う。

メダル数をうんぬんするのは下品だと思うんですが、やっぱり金はうれしいですね☆