PRIDE武士道その12

http://www.prideofficial.com/free/result/event/1152691003.html


PRIDE武士道その12ビデオ観戦。


フジテレビによる地上波放送打ち切り後初めて、一から地上波のない前提で取り組んだ興業だといえるだろう。(無差別級GP2ndラウンドなどは、地上波打ち切り前からプランニングされていただろうし)


そういう意味では、とりあえずは地上波テレビ局のサポートがなくても、それなりの興業(試合内容は関係なく、運営・演出面ということね)ができる、ということを示せた大会だったのではないだろうか。


試合内容については文句なし。武士道の歴史の中に、必ずや残るであろうすばらしい大会となった。


日沖 発 vs ジェフ・カラン
日沖は冷静沈着な試合運び。何より、初めてやった格闘技が総合という、時代を感じさせるファイターだった。身長もあるし、まだ若い。少しウェイトを増やして、ウェルターでやってもおもしろい選手だと思った。


青木 真也 vs ジェイソン・ブラック

実力者・ジェイソンを見事な関節で仕留めたこの試合も、かなり印象深かった。関節を決めにいく「呼吸」が、少しほかの人とは違う。ジェイソンで不足、というわけではないけれど、もう少しスピードのあるトップファイターとやったとき、スタンドでどの程度立ち回れるんだろう? という疑問は残りました。

デニス・カーン vs アマール・スロエフ

デニスには、リングスのディック・フライを思わせるようなスター性を感じる。もちろん実力は、ディック・フライなんてもんじゃないでしょう。トータルファイターになる要素は十分にもっているし、何より凶暴なのがいいですね。

長南 亮 vs パウロ・フィリオ

フィリオの「詰め将棋」的な試合でした。強いね。


郷野 聡寛 vs ゲガール・ムサシ

よい試合の多かったこの日の興業の中でも、一際異彩をはなっていたように思う。ムサシのポテンシャルの高さが、郷野の良さを逆に引き立たせてくれた試合だった。


三崎 和雄 vs ダン・ヘンダーソン

まさか勝っちゃうとは三崎君。一番確率が低いと思ってたんだけど。。。
いや、いい試合でした。三崎君は全日プロレスラー的な風貌でいいですよね。

五味 隆典 vs デビッド・バロン

お帰りなさい、以外の言葉があるでしょうか。
やっぱスターだわ。