OB合宿秋の陣

土曜、日曜と卓球三昧の日々。お相手は仙台からいらしたK氏。

K氏は大学時代の同窓で、ともに卓球部で苦楽(練習、麻雀、鍋・・・)をともにした盟友である。

土曜日は近場の体育館、本日は卓球界の殿堂である、butterfly本社の卓球場を貸していただいた。

この練習場、あのF原Aいさんも日本滞在中に利用している練習施設である。すばらしい練習環境で4時間球を打ち合う。



武術の影響を受けてからというもの、動きの質や練習の密度は確実に上がっており、同じ1時間の練習でも、大学のときとは質が違う、という感触を持っている。

ただ、スポーツの場合、必ず勝敗というものがついてまわるのが悩ましいところ。合気道では「強弱勝敗を論ぜず」ということがいわれる。それはわかるのだけど、スポーツではそういうわけにはいかない、というところがある。

結果として、今の僕は、技術レベルは学生時代とは比べ物にならないくらい上がっているのだが、確実に「勝負弱く」なっている。いわゆる「勝ち味が遅い」選手になってしまった。

う〜ん。どうなんだろうね。

「勝てばよし」というのはたしかにさもしい感じがある。けれど、「負けてもヘラヘラ」という自分のことをどうしても許せない自分というのが、僕の中にはたしかにある。

「自分の中での”納得”があれば、勝ち負けなどどうでもよいではないか」と、武術系の方はおっしゃるかもしれないが、僕はそれをノータイムで受け入れられずにいる、ということだろう。

やはり、スポーツがスポーツである以上、勝ち負けは問われるし、勝ち負けが問われなければ、それはスポーツではない(卓球ではあるかもしれないけど)。

となると、今度は「スポーツ」とはなんぞや、という話になるのかな。

個人的には、勝ち負けをはっきりとつける「スポーツ」というあり方にも、捨てがたい美しさを感じている僕がいるのも確かなのだが。。。