ARPに出会う

新所沢のARP卓球センターに出張。

ARPとはAxis(軸)、Rhythm(リズム)、姿勢(Posture)の3要素を統合した卓球に関する基本動作のメソッド。

http://taka-arp.com/index.htm

・・・といってもさっぱりわからんよね。
わからなかったので、僕が行って来ました。

新所沢駅徒歩3分程度。ARP実習センターはなかなか美しい卓球場だった。
施設長のFさん、インストラクターのBさんらからいろいろと話をうかがう。

お二人とも非常にいいかたで、卓球の実力も非常にしっかりしていた。
特にBさんは、今まで対戦した方とは質の違う卓球で、しっかりと実力を見せてくれた。


正直、ARPがどういうものなのかは短い時間ではほとんど理解できていなかったのだが、
購入したDVDとテキストを読んで、その概要はおおむね理解できました。

びっくり。

僕が長年、卓球界に不満を感じてきたのは、技術指導についての論理的な体系や、
きちんとした手順を踏んだ研究手法というものが不在である、ということだった。
専門誌は、一見新しい技術解説を試みているような雰囲気を見せているだけで、その内容には何の積み上げもなく、現場の選手が使えるような知見はほとんど存在していなかった。

卓球に有効な身体の使い方とは? フォアハンドとはどのように打つのか?

僕はずっと、そういう卓球界に疑問を持ってきた。
だから、自分ひとりで卓球技術と、卓球に必要な身体運用について考え続けてきた。
古武術にしても、その他の身体運用についても、その疑問を中核に考え続けてきた。

ARPも、基本的にはそういう疑問から出発している。それを知って、驚いたし、うれしかった。

中心となっているのは元世界チャンピオンの山中教子さんだが、
その周辺を支える人たちの試行錯誤、論理的な技術体系整理の試みの1つの到達点がARPということができるだろう。

無論、できたばかりの理論には穴や、間違いがあるだろう。しかし、もしそうであっても、理論らしい理論が存在しなかった卓球技術体系に、1つの橋頭堡を築くだけの体系を持っていることは確かだ。ぜひとも、もう少しこの存在意義が卓球界全体に知られてほしいと思う。

ARPの中身についてはまたご報告します。なんかまとまらない報告ですまん。