リズムはすべてに通ずる
新所沢「ARP実習センター」で卓球の練習。
http://taka-arp.com/arp-center.html
ARPは、Axis=軸、Rhithm=リズム、Posture=姿勢の略なのだが、
今日は、リズムのことがものすごく自分の中で大きな気づきとなった日だった。
映画にもなった『ピンポン』というマンガで、中国人留学生とそのコーチが、体育館の外から、中で打ち合う二人(ペコとスマイル)の戦型と実力をはかるシーンがある。つまり、打ち合う音だけで、ということだ。
「カットマンと速攻・・・いいカットマンだ」「速攻のほうも悪くはない」「入ろうか、風の音が邪魔だよ」
正確じゃないが、こんな会話だったと思う。
正直、僕の中ではこのシーンは「漫画的表現」だった。
でも今は違う。
人間という生き物が、卓球という競技に向き合おうとする時、リズムの要素は外せない。そして、そのリズムは、卓球においてはボールと、台と、ラケットがおりなすリズムそのものなのである(ということが、今日練習をしていて、初めてよくわかった)。
リズムがなければ、卓球は「ラケットとボールと卓球台の衝突」に過ぎない。
リズムがなければ、音楽は騒音に過ぎない。
大きな時間をつかまえて、その中で自分を表現する。そうすればそこに卓球が生まれ、音楽が生まれる。
「リズム」とは「そういうこと」である。それは、モノが音楽であろうと、卓球であろうと、まったく同じなのだ。
思わぬところでスイッチがつながる快感。
この快感があるから、やめられないのだね。